世界のトヨタが世界初の完全人工合成に成功したと発表しました。

世界初の「完全」人工光合成に成功 豊田中央研究所 - MSN産経ニュース

トヨタ自動車グループの豊田中央研究所(愛知県長久手町)は20日、太陽光、水、二酸化炭素(CO2)のみを使った人工光合成に世界で初めて成功したと発表した。CO2吸収だけでなく、バイオ燃料の生成も可能といい、環境問題の解決策として注目されそうだ。

人工光合成の研究は、1970年代から世界的に進められている。ただ、高濃度の紫外線や、特殊な薬品を使用する必要があり、植物と同様な自然状態での光合成の成功は例がなかった。

今回の研究では、光合成の作用のうち、水を分解して酸素を作り出す反応を半導体に、CO2から有機物を取り出す働きをもうひとつの半導体と特殊な金属に担わせることで「自然状態」での光合成に成功した。有機物として酢酸に似たギ酸が生成されるが、アルコール成分などバイオ燃料の生成も可能という。

震災後エネルギー問題に揺れる日本にとって素晴らしいニュースですね!

先日、光吸収率が従来のシリコン製太陽電池の100倍といった技術も発表されましたが、こういった技術を早く工業化するようなお金の流れがいまいち良くないのが日本の現状。

光吸収100倍の太陽電池を開発 岡山大、生活排熱で発電も - MSN産経ニュース

良い技術は早く世に出さないとどんどん追いつかれてそして遅れていきます。アメリカのベンチャーキャピタル等に出資をお願いし、先にグローバル展開してから凱旋といったほうが今後良いのかもしれません。

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